能登半島地震・被災者受入れ(終了しました)

こ能登半島地震 被災者の皆様へ留学生受け入れのご案内能登半島地震で被災された方へ、心よりお見舞い申し上げます。

わらびやでは、遠い沖縄の小さな離島で、被災地のために何ができるだろうと、子どもたちと共に考えました。
そして、微力ながら留学生を受け入れることにしました。

もしかしたら、大人は震災の復興のため、または仕事や家族のため、地元で働く使命があるかもしれません。または心身共に傷つき、動けない方もいるかもしれません。
そんな状況の中、不安な思いをしている子、行き場がない子がいるかもしれない、と考えました。

もし、困っている子がいたら、わらびやに来ませんか?
渡嘉敷島は沖縄本島の那覇市から船で40分。国立公園にも指定されている美しい島です。
わらびやでは、全国より5人の小中学生の留学生がいて、私たち4人家族と共に一軒家で仲良く暮らしています。鶏やヤギもいます。わらびやには、生活に必要なものはほとんどあり、安心して暮らすことができます。島の学校も快く受け入れてくれることになりました。
ひとまず、留学生が滞在する3月中旬までの二か月間。(その後はご相談)留学費用はお気にせず、親戚の家に来るような気持ちで留学してみませんか。

私の長女は東日本大震災の当日に生まれ、東北から被災者を多く受け入れた実績があります。熊本地震では主人の実家が全壊指定を受け、未だ修復中。そんな経験からもお力になれることがあるかもしれません。

地元や家族と離れての生活は、もしかしたら寂しさや辛さもあるかもしれませんが、それも含め全て受けとめる覚悟で、わらびや全員一致で受け入れを決めました。ご来島、お待ちしています。

なお、留学費用に関しては寄付を募っております。ご協力いただけると嬉しいです。寄付が集まらなくても実施予定ですので、ご安心下さいね。

【募集要項】

1.対象:・小5~中2の男子(ご兄弟やそれ以外の学年の方はご相談下さい。現在、女子部屋に空きはありません)
・わらびやの趣旨に賛同し、留学を希望する子
・心身ともに健康で、通院の必要がない子(島には小さな診療所しかありません)
・仲間と協力し、自立して共同生活が送れる子・特別な支援なしに学校生活が送れる子
・自然が好きな子
2.人数:1~2人
3.期間:1月~3月19日(ご都合の良い時~3学期の終わりまで。その後はご相談)
4.集合:渡航当日、那覇空港でお待ちしております。子ども一人での来沖可能です。那覇泊港より一緒に渡嘉敷島行きの船に乗船。または那覇で一緒に宿泊してから乗船。
5.留学費用:無料(生活費、食費、活動費、学校費用、保険料)※飛行機代は、罹災証明書または被災証明書があれば沖縄県より全額補助されます。
6.留学形態:住民票を移動。または、住民票を移動せずに越境入学も可能。
7.決定:電話またはメールで問い合わせ後、オンライン面談を経て決定。
8.問合せ:まずはメールかお電話で直接ご連絡下さい。E-mail: akisakatajapan★gmail.com (★を@に変えて下さい)TEL:098-987-2668わらびや 坂田明子住所:沖縄県渡嘉敷村字渡嘉敷29

9.ご寄付:留学支援にご賛同頂ける方、ご寄付を頂けるととても助かります。
①ご金額は下記の4つよりお選び下さい
・1,000円・5,000円・10,000円・ご自由な金額

②寄付方法
・PayPayでご寄付下さる場合
PayPay ID: akisakata
メッセージで「留学支援」とお書き頂き、差支えなければ、お名前を教えて下さい。
・銀行振り込みでご寄付下さる場合
ゆうちょ銀行[店番]478 普通預金[1462849]サカタアキコ

ご寄付(金額、日付、イニシャル)と収支報告はわらびやのFacebookとインスタでさせて下さい。(イニシャルを公表したくない方はその旨お知らせください)
もし、留学希望者がいない場合、または寄付が留学費用を上回った場合は、被災者の渡航費用やわらびやの夏休みキャンプに被災者を受け入れる費用とさせて下さい。

留学費用内訳:留学生一人約20万円(留学費用18万円、保険2000円、学校費用3000円、那覇―島間送迎費15000円)
ご支援どうぞ、よろしくお願いします。

【受入れの終了について】
残念ながら今回応募はありませんでした。
恐らく、遠く離れた沖縄の離島に子どもだけで避難ということが大きなハードルになったのではないかと思います。
しかし、今回被災者受入れは実現しませんでしたが、自然災害が多発している昨今において、山村留学が果たせる役割の展望も見えてきました。山村留学は、留学生の受け入れ実績があり、学校や地域との連携が取れているので、子どもの被災者受入れに特化した機関として力になれるのではと実感しました。今後はもっとスピーディーに関係機関と連携して支援体制を構築して、必要な支援を行っていきたいと思っております。
ご協力頂いた関係機関の皆様、そしてご寄付を頂きました個人の皆様、心より感謝申し上げます。下記には書ききれないほど沢山の方々にお世話になりました。

【ご協力頂いた機関】
沖縄県庁様(飛行機往復代のご支援)琉球新報様(新聞記事掲載)ファミリン様(募集掲載)石川県庁様、北國新聞様、他個人の皆様

【ご寄付頂いた方】
・1/22 K.T様 5,000円・1/22 S.T様 30,000円・1/22 R.T様 20,000円・1/23 H.M様 20,000円・1/28 R.N様 100,000円・2/1 S様 1,000円

私たちの活動や志に共感し、いち早く送金して下さった方々へ心より感謝いたします。頂きましたご寄付は、各々ご連絡を取らせて頂き、ご返金させて頂きたいと思っております。ご連絡が取れなかった方の寄付金は、石川県を通じて寄付させていただきたいと思っております。当初、使わなかった寄付金は「被災者の夏のキャンプ受け入れ」を計画しておりましたが、被災地の復興や心のケアなどが優先されるべきではと思っております。
現在、山村留学が果たす初期の避難期間は過ぎたと考えます。どうぞ、ご理解下さいますようお願い申し上げます。

能登半島地震で被災された方は、未だ深い苦しみや悲しみの中にいるかもしれません。一日でも早く心身のご健康を取り戻し、家や地域の復興が進むことをお祈り申し上げます。そして、日本中がこの震災を忘れることなく、想いを馳せ、支援し続けることが私たちにできることと信じております。
今後、もしもの事が起きても、各自が知恵を絞り協力&解決していける世の中でありますように。